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茶山台の掛橋さんらが手作業で
マウンテンバイクやBMX、ストライダーで走行する起伏のあるコース「パンプトラック」を大蓮公園に自分たちの手で造成しようと、自転車好きの有志が集まり、土や泥にまみれながらコースを手作りしている。 まさに山あり谷ありのコース作りに汗を流すメンバーたちは「たくさんの人に自転車の楽しさを知ってほしい」と、呼び掛けている。
自転車部品メーカーに勤める掛橋駿さん(茶山台)は、以前から「自転車の街・堺」と言われている泉北に気軽に利用できるパンプトラックがあれば、と仕事仲間と話していた。この度Park-PFI 制度による大蓮公園再生事業の一環でコースが作れることを知り、名乗りを上げた。賛同者を募ったところ30人が集まり、市民団体「BIG LOTUS BIKE CLUB」を結成。コース設計を経て、1か月前から造成がスタートしている。
作業は、積み上げられた土をスコップで運び、固める重労働。「普段スコップなど持つことがないので、初日の作業後は、腕が痛くて」と、メンバーの酒井拓真さん(上野芝)と、中村毅志さん(堺東)。全員仕事を持ちながらの活動なので作業は土日の午前中の数時間。
一般開放は、今年7月頃を予定。利用者の自己責任を原則として一般に無料開放し、コースは同団体で維持管理を行う。代表の掛橋さんは「緑に囲まれた公園で仲間とともにコースを作ることができて楽しい」と。
場所は、旧泉北すえむら資料館・収蔵棟(現・くらしテラスIZUMIGAOKA)横。「利用時には、ヘルメット着用、専用自転車の使用を。お子様の利用時には保護者同伴でお願いします」と。