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泉ケ丘駅前の大型児童館ビッグバンの南側に計画されている泉ヶ丘公園の基盤整備が、来年早々にも始まることが分かった。広さは約5・5ヘクタール。隣接する大蓮公園と合わせると21ヘクタールに及ぶ。
公園はビッグバンとの移動をスムーズな動線で結び、児童館で催されるワークショップなどの学びを公園で体験できるようにするなど、立地を生かした一体型施設を目指す。園内は起伏のある地形や樹木を活用した「冒険の森」や里山の生態系を観察できる「ふれあいの森」、陶器(すえき)の窯跡が残る「陶邑(すえむら)広場」の3ゾーンからなる。
入り口は駅前商業施設とつながる北側エントランスと公園南側の住宅地から出入りが便利な南側エントランス、もう一つは最も緑が深い地帯へと誘う東側エントランスの三つを設ける。周辺の緑道ともつなぎ、ウォーキングコースに組み込みやすくする。完成は26年度末の予定。
泉ヶ丘公園は19年に堺市が病院建設用地として近大に売却した三原台の田園公園の代替施設。当時「新たな公園を造らないまま公園を近大に売却したのは、都市公園法に違反」として住民が提訴。最高裁は「代わりの公園を造る計画があれば違法ではない」と言う、堺市の主張を支持した。