［堺市南区］高倉台センターの整備、道路側に商業施設　中央は集会所を配置　撤去完了は２年後

高倉台３丁の府営高倉台センター高層住宅３号棟と集会所の撤去工事が本格的に始まっている。大阪府の用途廃止事業の一環ですでに１号棟は解体が終了している。

高倉台３丁では、高倉台近隣センター土地区画整理事業が始まり、約１・６ヘクタールの大がかりな整理事業の施工もスタートしており、２０２６年３月末完了予定。高層住宅の撤去工事は２０２５年９月30日完了予定だ。

同近隣センターでは２０１５年から地権者などにより機能再編に向けて協議。今年５月、土地区画整理事業による「近隣センター土地区画整理組合」の設立が認可され、組合設立総会にて理事長などの体制が決定。事業がスタートした。高層住宅などの跡地は府が、太陽光発電などゼロエネルギータウンなどを条件とした戸建て住宅を条件に売却予定だ。

市道三原台高倉台線に面した区域には集客力の高い商業施設、地区中央には地域コミュニティの核となる集会所などを配置予定。泉北高倉台郵便局は同地区内に移転し、既存の高齢者マンション「グッドタイムリビング泉北泉ヶ丘」以外は生まれ変わる。

工事は整地・擁壁・雨水管及び汚水管敷設工事、道路整備など。現在の工事進捗状況は仮設道路の新設、下水管布設工事が行われ、同時に高層階の解体工事も。　解体される同住宅は鉄筋コンクリート造り14階。建築面積は４５０平方メートルで延べ面積は５７００平方メートル。