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9月22日、和泉警察署で、特殊詐欺の未然防止に貢献したとして堺市南区在住の阪口京子さんに、山田署長から感謝状が贈られた。
9月6日昼前、和泉中央の商業施設内の店舗で仕事中だった阪口さんは、近くのATMから、スマホのスピーカー通話で話しながら操作をしている高齢女性に気付いた。
様子がおかしいと思い聞いていると、スピーカー越しに若そうな男が丁寧な口調で「手続きの方法を申し上げます。受付番号は?」などと話し、数字を言うのが聞こえた事で詐欺を直感。
女性がボタンを押す寸前、とっさに声をかけ、「誰と話してるんですか」と聞くと、「市役所の人が、お金が返ってくるので、今申請すれば間に合うと親切に教えてくれた」と言ったため「それ違いますよ。詐欺です」と引き留めた。
電話の男は「他の人の話は聞かなくていい」と言っていたが、操作を止めさせ、状況が全く分からずにいた女性を、阪口さんは、近くの交番へ連れて行き被害を未然に防いだ。
阪口さんは、普段から特殊詐欺について、紙面などで知らぬ間に目や耳にし知識を得ていたそう。「たまたま見かけ、被害を防ぐことが出来て本当に良かった。あのまま数字を押していたら被害に遭っていたと考えるとぞっとする。又、死角にあるATMをわざわざ指定してくる犯人は許せない」と話す。
そのATMには、詐欺防止対策が全くされていないことから、阪口さん自ら、銀行に今回の事柄を話し、警戒するように注意した。
現在、この手の特殊詐欺が多発中。ATMで還付金は絶対にない。「今なら間に合う」と慌てさせるのが犯人の手口。慌てず、先ずは必ず誰かに相談を。
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