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三原台中や晴美台中に
2020年に、国がカーボンニュートラル、脱炭素社会をめざすことを宣言したことを受け、堺市では2021年3月に「全ての人が幸せに暮らす、持続可能な環境イノベーション都市」をテーマに「堺環境戦略」を策定。その一環として同市内の一部小中学校にも太陽光発電が設置されている。
三原台中学校、晴美台中学校ではNTTスマイルエナジーの出資により2023年1月13日に新設。稼働中だ。
堺環境戦略では「脱炭素都市」「循環都市」「快適都市」「貢献・協働都市」の4つをキーワードに、「世界をリードする環境先進都市」の実現に向けて動き出している。
その一環として、再生可能エネルギーの普及促進、市有施設の有効活用や災害時など緊急事態時の機能強化を目的に、市有施設での「屋根貸し」における太陽光発電事業を実施。
三原台中学校、晴美台中学校にも、屋根貸しの形態で太陽光発電が新設されたもの。
平常時は売電 非常時は電源に
両校とも、平常時学校では太陽光発電の電気を使用せず事業者であるNTTスマイルエナジーが、関西電力に太陽光発電の電気の全量を売電。しかし災害などの停電時や、非常用として避難所などの電源に使用することが可能なシステム。蓄電池は設置せず同社は堺市に屋根の賃貸料を払っている。
年間想定発電量は、三原台中学校では約5万kWh、晴美台中学校では約7万8千kWh(太陽光発電が稼働してから半年間の実績に基づく)。