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南海堺東駅周辺の交通渋滞を緩和し、駅前広場などを整備する連続立体交差事業について、堺市は8月20日、都市計画決定を行った。今年度中の事業認可取得を目指す。事業開始後は用地取得を行った後、工事に着手。40年度ごろの完成を予定している。総事業費は約565億円。
高野線立体交差事業では、浅香山駅から堺東駅南側までの約3・5キロの鉄道を高架化し、両側に幅6メートルの側道を設ける予定。これによって、周囲の渋滞の原因となっている10か所の踏み切りを廃止する。
高架の高さは浅香山駅が地上約8メートル、最も高くなる堺東駅が地上約18メートルとなる予定。
鉄道の立体交差の工事方法には大きく分けて3種類あるが、今回の工事では、堺東駅周辺で、現在の線路の上に高架橋を建設した後に高架へ切り替える「直上方式」を採用。
他の区間では、仮線を設けて線路を移動させた後に、現在の線路の上に高架橋を建設する「仮線方式」を採用する。
また、浅香山駅の西口に2800平方メートルの駅前広場を整備し、駅舎を再整備する。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2021年11月12日)時点のものです。