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地上9階・地下床1階、300床
大阪母子医療センター(和泉市室堂町)では現病院敷地内で建て替えすることが決定。昨年度に基本計画を策定し、2029年度中の新病院開院を目指している。
同センターは、府域における周産期医療の基幹施設として1981年に診療を開始。1991年には小児医療部門と研究所が開設された。周産期部門ではハイリスク妊産婦、重症な新生児疾患を受け入れているが、同時にローリスクな妊産婦も積極的に受け入れている。
小児医療部門では、希少・重篤な疾患のみならず、一般的な小児疾患も対象とした高度な専門的医療を提供。
研究所では母と子にかかわる疾病の病因解明、予防、診断、治療法の開発も担ってきた。
センターは建築後すでに40年以上が経過。多くの設備が耐用年数を超過し老朽化していることや、狭隘な部署が多く、診療に様々な支障をきたしており、現在の建物構造では、医療ニーズ・患者ニーズに応えられないことなどから建て替えが決定されたもの。
新センター整備規模は、地上9階、地下1階建て。病院300床程度で、外来・検査部門・研究新所など約3万6567平方メートル。手術棟およびファミリーハウスなどは引き続き活用し、その他は解体撤去予定。駐車場を含む外構整備も行う。
母子保健の充実へ
生まれ変わる新病院では、研究所併設の強みも生かした全国トップクラスの周産期・小児の高度医療・研究機関であるとともに、府域の医療ニーズに応じ、地域機関と連携して幅広い周産期・小児診療・母子保健の充実を目指す。
Information
以下の情報は2022/01/07時点のものです
府立大阪母子医療センター
- 電話番号
- 0725-56-1220
- 住所
- 和泉市室堂町840
- 営業時間
- ※診療時間・曜日は科目により異なる
- 定休日
- 日・祝 (医療機関にご確認ください)