[堺市南区]南区のクビアカ対策費に690万円 建設局のLINEで被害通報が可能に

投稿者 記者・ 原

堺市役所

泉ヶ丘公園事務所、桜1300本にネット

3月6日の堺市議会予算審査特別委員会(建設委員会所管分)で三宅達也議員(桃山台・維新の会)が公園管理費関連で、24年度のクビアカツヤカミキリ対策について質(ただ)した。

クビアカは南区の桜食害に深刻な影響を及ぼし、市民と協力して事態打開を図るよう議員が求めたのに対し、中江崇(たかし)泉ヶ丘公園事務所長は24年度、南区のクビアカ対策費として690万円(公園緑地部全体では1300万円)を計上し、これまでとは別に管内の桜1300本に防除ネットを巻くなど対策を強化すると答弁した。

ネットは樹木に密着させて巻くとネットの外側から樹皮のひび割れなどに産卵するため、樹皮から離して巻くなどの改善策にも言及した。

また、被害を早期発見するため市民協働体制を整えるとも。具体的には建設局のLINE公式アカウントを利用した通報システムの活用を呼び掛ける。
システムは道路のひび割れ等を見つけた市民が写真を撮り建設局に通報する手段として使われてきたが、樹木被害についても活用が始まっている。

方法はLINEで「堺市建設局」を検索→友だち登録→表示されたカテゴリーを選択→被害箇所を撮影→送信する。

庁内や市民との連携も 環境共生課長

3月5日の予算審査特別委員会(産業環境委員会所管分)で小堀清次議員(高倉台・創志会)が桜を食害するクビアカツヤカミキリ対策について質問し、庁内の横断的組織を立ち上げる必要性を訴えた。

これに対し当時の是常(これつね)文和環境共生課長は庁内で横断的連携を進めていくとともに、有識者や市民との連携も行っていきたいと答弁。委員会後、是常課長に庁内連携の具体案について聞くと「横断的連携となると、まず上層部での議論が必要になってくる」と語り、実効性ある体制整備にはしばらく時間がかかるとの認識を示した。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年4月10日)時点のものです。

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