この記事は公開日から1年以上経過してるため情報が古い可能性があります。
堺市は8月23日、匿名の女性から601万円の寄付があったと発表した。女性は南区役所を訪れ、現金入りの紙袋をカウンターに置き、そのまま立ち去ったという。
市によると、女性が訪れたのは8月9日。午前11時10分ごろ、南区役所1階の市税窓口に一人で訪れ、名前も名乗らずに「皆さんでどうぞ。気持ちです」と言うと、カウンターに紙袋を置き、足早に立ち去った。
事情を聴こうと職員がすぐ後を追いかけたが、姿は見えなくなっていたという。
その後、紙袋を複数の職員で確認したところ、現金の入った金融機関の袋が6つと、「キフします」と書かれたメモがあった。現金は合計で601万円だった。
女性はマスクをしていたため、はっきり顔を確認できなかったが、60代から70代くらいに見えたという。
市はメモの内容や当時の状況から、市への寄付と判断。使途を特定せず「市の貴重な財源として活用させていただきます」としている。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2022年9月5日)時点のものです。