大阪狭山市と同市と包括連携協定を結ぶ大塚製薬、それに大阪狭山食物アレルギー・アトピーサークル「Smile・Smile」が、共同で子どもの湿疹・かゆみ対策のための絵本『かゆいの、かゆいの、ばいばーい』を制作した。
大阪狭山市では、乳児湿疹スキンケア教室など、子どものアレルギー予防の活動を積極的に行っており、かゆみに対する治療の大切さを市内外に発信しようと市民協働で、同絵本の制作に至った。内容は、かゆみが出た時に患部を冷やしたり、水で流すなど、かゆみに特化したもの。
かゆみに早期対処することで、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎などへの重症化を防ぐことができるからだという。 制作に携わった「Smile・Smile」は、子どもがアレルギーで苦しんだ経験を持つママらが中心となって活動するサークル。代表の田野成美さん(47歳・東野)は「乳幼児のスキンケアの大切さを、絵本を通じて楽しく知ってもらえたら」と。
同絵本は、近畿大学病院、大阪南医療センターの小児科の医師らも監修。市内の幼稚園・こども園・保育園・図書館・「ぽっぽえん」などの子育て支援施設に配布する他、市のホームページでも公開中。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2023年11月10日)時点のものです。