[金剛]市内路線バスに統合 レインボーバスや病院送迎

投稿者 記者・ 藤原

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運輸局が富田林市に提案

近畿運輸局が富田林市の地域公共交通の課題解決策として、市内運行のバスをすべて路線バスに統合するなどの提案を行った。

市と近畿運輸局は昨年8月に地域連携サポートプラン協定を締結。地域公共交通に関する今後の方向性などについて、南海バスなど関係事業者を含め意見交換を進めてきた。

現在、南海バスが金剛駅と金剛・金剛東地区を、近鉄バスが富田林駅と金剛東地区を結んでいる。このほかコミュニティバス(レインボーバス)が、富田林駅から金剛・金剛東地区の公共施設を運賃100円で巡回し、金剛連絡所で折り返し循環している。

また富田林病院では、金剛駅や富田林駅を含め、市内の各方面に巡回する無料送迎バスを運行している。

金剛・金剛東地区では、同一エリアに路線バス、レインボーバス、病院無料送迎バスが運行しており、競合・重複するとともに金剛駅と富田林駅間の東西交通が輻輳している。

一方、同地区の路線バスの利用者は減少傾向にあり、この状態が続けば路線バスの減便や廃止を招く恐れがある。また来年秋に全面オープンする新富田林病院敷地内に、バスロータリーを設置する計画がある。

これらの状況をふまえ近畿運輸局では、路線バス以外のバスは廃止し、路線バスに統合することを提案。

レインボーバスについては既存路線バスと重複するルートの見直しや、路線バスと重複する区間は運賃の統一化を図るなど、既存路線バスに影響を与えないよう見直しを検討する。

富田林病院の無料送迎バスについては、病院敷地内に路線バスが直接乗り入れできるようにし、同病院から富田林駅への送迎は近鉄バス、金剛駅への送迎は南海バスのそれぞれの既存路線バスに移行する。PL病院の送迎は、南海バスと近鉄バスが既存路線バスで運行(病院利用者無料、運賃は病院負担)している。

市はこれらの提案をもとに今後、地域公共交通の課題解決および地域の活性化に取り組んでいく。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2020年11月20日)時点のものです。

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