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富田林市の富田林駅前〜金剛連絡所間を運行するレインボーバスが、9月1日から運行ルートの変更と運賃の改定を行う。
「けあぱる」と「富田林病院前」の停留所が8月31日をもって廃止となり、「すばるホール」の次は「明治池公園前」へとルートが変更される。所要時間は約29分で5〜6分の短縮となる。時間が短くなる分、平日は8便から9便に増便。(土・休日は7便)また、運賃は大人1回170円(小人90円)と改定され従来(100円)に比べかなりの値上げとなる。
富田林市では人口減少や少子高齢化さらには新型コロナ感染症の影響が追い打ちをかけ、路線バスの利用者が激減した。
市は路線バスの存続を念頭に市民の足となる公共交通機関を維持すべく、レインボーバスのあり方を検討する協議を続けてきた。
近畿運輸局からの提案もあり路線バスと重複しているルートの見直しや運賃の統一化を検討。
その結果、近鉄バスや南海バスとルートが輻輳(ふくそう)している「けあぱる」と「富田林病院前」の運行を取りやめ、路線バスの利用を促すため運賃格差を是正。
市はこれにより運行経費削減分と運賃収入増加分を、交通不便地域など地域公共交通の活性化に活用していく。