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近畿大学医学部の泉ケ丘駅前移転にともない新たに整備する泉ヶ丘公園について、堺市は大阪府から引き継いだ児童厚生施設のビッグバンと、一体的に整備する基本的な考えをまとめた。現在、市は基本計画案の策定を進めており、12月に市議会に報告した後、来年1月にはパブリックコメントを募集する予定。
市は、基本計画を作成するにあたり、市の考え方を反映させた検討資料の作成を三菱総合研究所に依頼。今年8月に同社から提出を受けた。
資料によると、泉ヶ丘公園とビッグバンは来訪者が施設を行き来できるよう一体的に整備。互いに連携することで、子どもから大人まで遊び学び憩える場にするなどとしている。
3つのゾーンに
泉ヶ丘公園は大きく3つのゾーンに分けて整備。ビッグバン南側に隣接するゾーンは、自然を活用した遊び・体験のゾーンで、公園内の濁にごり池周辺は散策路を整備し、自然観察などができる自然とのふれ合いゾーン。濁池西側の主園路周辺は遊具を設置するほか、須恵器や窯跡について学べるゾーンとするとしている。
一方、ビッグバンは「宇宙」のテーマを継承しながら子どもたちの健やかな育成を図る施設とする考え。1階は無料ゾーンにして市民が交流できる場とする。4階は、宇宙をテーマにした展示やシアターなどのある新たなメイン施設として整備を検討する。
市はこれをたたき台に具体的な施設の内容や管理運営方式について検討。12月には基本計画案として公表する。