北高南低――大阪府下の経済基盤を表わす言葉。地下鉄御堂筋線で言うと難波から北、梅田〜新大阪〜千里中央の方が、天王寺や長居〜中百舌鳥よりもインフラが充実して活力があるという意味。
3月23日に、北大阪急行が千里中央から箕面萱野駅まで延びた。箕面市長は「関西万博で箕面方面の乗客が増え観光や産業がさらに賑わう」と期待。この北急延伸の費用は、府が泉北高速を南海に売ったカネ。私達の運賃でもうけたカネでもある。
泉北にラピートが走るようになったぐらいで、北高南低はますますひどくなる。もし売却の一部を、地下鉄と高野線とを結ぶ費用に回していたら、どうなったと思いますか。当時の松井知事は外資系の会社に売るつもりだったが、反維新勢力が猛反対した。もちろん私達の自治会も、南海に売るよう署名活動をした。
当時私は「将来、地下鉄と高野線を連結させる付帯条件を付けて売却すべきだ」と『共聴アンテナ』で提案したが、無視された。もし付帯条件があったら南海はしょうことなしに、今頃は連結したかも。沿線の地価もハネ上がり、堺市の税収も激増したかも。
このコラムは個人の想いを綴っています。弊社の方針・見解ではありません。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年4月8日)時点のものです。