[堺市中区]絶滅危惧のオオミズゴケ、南区別所で谷さん発見「保護が必要」

投稿者 記者・ 原

オオミズゴケ

絶滅の危険が増大しているとして、大阪府が絶滅危惧Ⅱ類に指定しているオオミズゴケが南区別所で見つかった。発見したのは自然観察が趣味という谷勝行さん(中区深井清水町)。

昨秋発見し、大阪市立自然史博物館外来研究員の道盛正樹氏に同定を依頼、2月はじめにオオミズゴケであることが確定した。

だが、周辺地域は工事車両が通行し自然環境が脅かされているとして、別所で農業を営む相原正温さんが谷さんと協力、オオミズゴケが置かれる環境を市に確認してもらうとともに保護対策をとるよう要請した。
2月21日、農水産課と絶滅危惧種に詳しい環境共生課の職員が現地を訪れ、希少蘚(せん)類であるオオミズゴケの自生地を確認した。
芋生(いもう)浩伸農水産課長は希少種を守っていきたい思いは同じ、としながらも造成を行う事業者には環境に配慮するよう協力を申し入れたい、と述べるにとどまった。是(これつね文和環境共生課長もなんとか希少種を守りたいが、基準に則り許可された工事に協力をお願いするほかないと話した。

 谷さんはこれまでも別所で希少種のコウモリを発見している。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年3月13日)時点のものです。

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