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堺市はNTT西日本と共同で、AI(人工知能)を使って、水道管の劣化を予測する実験を泉北ニュータウンなどで始めた。水道管の敷設時期や口径、土壌データをもとに、水道管の交換などが必要な時期をAIが予測。それを、実際の漏水事故と比較する実験で、有効性が証明できれば、水道管の更新計画の策定などに活用していくという。
市上下水道局経営企画室によると、対象となる水道管は南区内の配水支管約700キロ。このほか、市内全域の主要な水道管約200キロも検証の対象とする。
実証実験では、水道管の敷設時期や管の口径、種類、周辺の土壌などをコンピューターに入力。それらのデータをもとにAIが劣化時期を予測し、実際に水道管が漏水事故を起こした時期と比較して、どの程度正確に劣化時期を予測できるかを検証する。
さらに、劣化予測に水道水の使用量や漏水事故が起きたときの周辺地域への影響、重要度を加味して、効率的な水道管更新計画の策定に役立てられるかを確認する。
実験は4月から6月末まで実施。その後、効果や費用などを検討し、本格的に導入するかどうかを決めるという。計画的な水道管の改修にAIが活用できるのではないかと市では期待を寄せている。
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