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府が中期計画に盛る 万町北交差点の緩和も
土日や朝夕に大渋滞が発生している泉北1号線(三林岡山線)の室堂町北交差点の「立体交差化」が、大阪府において令和3年度から10年間を対象にした都市インフラ政策の総合指針とする「大阪府都市整備中期計画」に着手と位置付けられた。これから現地測量から始まり、調査・設計・工事と進む予定だ。
同交差点の渋滞緩和策としては、平成18年度に同交差点で右折車線を追加する「するっと交差点事業」の実施、平成27年度には直進車線の3車線化を実施。しかし、いずれも解消には至らずだ。
都市計画道路は、三林岡山線(泉北1号線)を含む岸和田市と貝塚市、熊取町をつなぐ泉州山手線、そして既存の大阪岸和田南海線へとつながるルートがある。しかし、まだ岸和田市以南の泉州山手線は一部区間で着手したばかり。予算の問題もあるが、同交差点の渋滞問題もその要因の1つ。森かずとみ府議会議員(和泉市選出)は、府議会で「室堂町北交差点の立体交差化の決定は、和泉市だけの問題ではなく泉州地域のインフラ整備に大きな影響を与える」と訴え続けた。
泉北1号線の延長で整備予定の泉州山手線が通る岸和田・貝塚・泉佐野市と熊取町の市長町長も同交差点の渋滞緩和策について府へ要望を提出。結果、室堂町北交差点の「立体交差化」が中期計画に着手と位置付けられることに。同交差点で立体交差は、阪和道と泉北高速鉄道の間を通る計画。
同時に右折車が小渋滞を起こす万町北交差点岸和田方面行きも緩和策が設けられる。森府議は「悲願だった室堂町北交差点の立体化が決まりとてもうれしく思っています。和泉市の既存の道路も、車椅子でも通りやすい人に優しい歩車分離の道路に整備していきたい」と語る。
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