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10月18日、ローソン堺若松台店で、南堺署と南区内のコンビニ各店舗から代表者が制服で集結し、コロナ禍以来4年ぶりに防犯訓練が実施された。
強盗がレジの店員にナイフを突きつけ現金を奪って逃走する想定と、高齢者が特殊詐欺の犯人の指示に従い電子マネーカードの購入をレジで申し出た「サポート詐欺」を想定した訓練が行われ、店員らは手順通りに通報し警察官が駆け付けるまでの流れを確認した。
南区に約30店舗あるコンビニ(セブン-イレブン、ファミリーマート、ミニストップ、ローソン)で結成された「南堺警察署管内コンビニエンスストア防犯協議会」が発足して18年。店の垣根を越えて行う自主防犯活動は大阪府内でも類を見ない。オーナーは月1回集まり情報交換を行い、南堺署と連携し南区の安全安心を長年にわたり支えている。
会長の門脇幸成さん(セブン-イレブン堺赤坂台6丁店オーナー)は、「訓練はいざという時のためにとても大切。今日得たことを各店に持ち帰り役立てて欲しい。今後も南堺署と共に安全安心な街づくりに貢献していきたい」と。南区ではコンビニ店員の機転の利いた声掛けにより、今年に入り20件近くの特殊詐欺が未然に防止されている。