濃淡と余白で表現/すばる水墨画同好会

投稿者 記者・ 浅利

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いづみ健老大学のOBと在学生が加入している「すばる水墨画同好会」。大学で出会った仲間たちと、水墨画を通じて交流を深めながら創作活動を続けようと、毎月2回、栂文化会館で例会を開いている。

水墨画で使うのは筆と墨、硯(すずり)そして画仙紙など、必要な道具数は少ない。筆一本で描く墨色の濃淡、そして紙の余白で表現する芸術だけに「奥が深い世界です」と世話人の西脇寛美さん。一か所失敗したら最初からやり直すため、一枚だけでは終わらない。何枚も書き直してやっと作品が完成するそうだ。

同好会では水墨画の解説書を教科書代わりに使い、その中の1作品を毎月の課題に設定。仕上げて来たものを発表し合う。同じものを模写しても、それぞれに違った仕上がりになるので、「自分が描きにくかった所をほかの人から教えてもらうこともあります」とメンバーら。水墨画を囲んでコミュニケーションが広がり、「新人の頃には先輩から色々教えてもらいました」と話す人も。

同じく大学の同好会として活動する絵画クラブが毎秋に開く「同舟会展」に出展するほか、栂文化会館のフェスティバルや南区ふれあい祭りの作品展にも自由参加で出展。大学内外の場で水墨画の魅力を伝えている。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2021年12月13日)時点のものです。

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