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「2020年東京オリンピック」でフリースタイルのパーク競技が正式種目となり注目を集めた自転車競技BMX(BicycleMotocrossバイシクルモトクロス)。空中で自転車を回転させるなどアクロバティックな高難度の技を競う競技で和泉市立緑ケ丘小4年生の札元(ふだもと)悠真さんが快進撃を続けている。悠真さんは「夢はオリンピック出場」と笑顔を見せる。
小学1年生の春、コロナ禍で休校になった際にYouTubeでBMXの競技を知った悠真さん。「挑戦してみたい!」と競技用自転車を買ってもらいスケートパークがある大泉緑地で練習。父・直樹さんの影響で幼い頃からモトクロスバイクに乗っていたこともありすぐに乗りこなし、競技の魅力にはまった。
始めてから1年で出場した全日本大会で予選通過し4位の好成績。次の年は2位、今年は3位で年間ランキング2位、2022年7月に横須賀で開催された「BMXJapanCup」では見事優勝に輝いた。
まだ競技人口が少ない同競技は本格的な練習施設が大阪にはなく、週末には奈良や京都、名古屋などの施設まで直樹さんや母・文子さんが連れていき練習。保護者たちが大阪狭山市にパークも手作りしたものの悠真さんたち選手は、本格的な練習施設が南大阪にできることを切望している。
文子さんは「人見知りだった悠真がBMXをするようになり全国に仲間ができて、転んでもすぐに立ち上がる大切さを教えてもらっています」と。悠真さんは「世界に羽ばたく選手になりたい」と意欲をみせている。一緒に競技を楽しもうと、仲間も募っている。