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栂・美木多駅近くの泉北原山台C団地前の花壇に、季節の花が色鮮やかに咲いている。バラ・サルビア・ケイトウ・ハクチョウソウ・マリーゴールド・トレニアなど約50種類が咲き誇る。
一人の住民が始めた花壇の世話を引き継ぐ形で、02年から活動を続けている。現在は「堺市まち美化促進プログラム」にも参加し、団地内の花壇だけでなく、団地回りの花壇の世話や道路の清掃も行っている。 発足当時からのメンバーの大岩朋子さんは96歳。「土いじりが大好き」と雑草抜きや花がら摘みに精を出す。熱中症にならないかと他のメンバーが心配をするほど、猛暑でも熱心に参加していた。「おはよう、今日も頑張ってるな」と通りがかりの男性から声がかかり、笑顔であいさつを返す大岩さん。「長年ここで作業をしていると知り合いも増えました」と。
団地一階の店舗前花壇は人通りも多く、立ち止まって眺めたり写真を撮ったりする人も。花を通じて会話が弾むきっかけになり、地域の癒やしの場となっている。「いろんな人に声をかけてもらうと、やりがいにつながる」とメンバー。中庭にも多種類のアジサイのほか、ゼラニウムなども咲き、C団地には一年中花と笑顔が絶えることはない。毎週火曜日8時半〜10時半に活動。