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上神谷(富蔵地区)の峯野繁信さん(93歳)宅で、間もなく「夏ミカン」が収穫の時期を迎える。
この大きな夏ミカンの木は、樹齢60年以上。樹高は屋根を超えるほどで、幹もかなりの太さがある。
この木は、タネから発芽した実生の木。実生の木は実をつけないことがあると言われるが、この木は毎年200個以上の甘い実がなる。
酸味が強いとされる夏ミカンは、冬に収穫後貯蔵して酸を抜くか、春先から初夏まで木成りで甘熟させると酸が抜けて食べられるようになる。
同地区は昔から良質なコメ産地として有名ではあるが、収穫される柑橘類はほとんどが酸味が強いそう。
取材当日、峯野さんは今年も豊作の木を見てにこやかな様子。「特に甘く美味しくする理由が思いつかない事が不思議」と話す。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2023年3月20日)時点のものです。