この記事は公開日から1年以上経過してるため情報が古い可能性があります。
泉北や金剛地域で、60年間以上、300人以上もの子ども達に、書道を指導してきた山添鼎石<ていせき>さんが、昨年、99歳で亡くなった。亡くなる直前まで、書家として精力的に作品制作に取り組み、娘や孫と3代にたり山添さんの指導を受けたという人も。
山添さんの門下生の作品を展示した「研墨書道会展」は、これまでに26回を数えた。今年、書家で自身も山添さんの指導を受けてきた娘の浅野爽月<そうげつ>さん(65歳・富田林市甲田)が、亡き父の遺志を継ぎ開催する。
より多くの人に書に親しんでもらいたいとの思いから、門下生以外に、今回は初めて作品を公募。山添さんの元生徒など故人を慕う多くの人も、山添さんへの感謝の気持ちを筆に込め出品する。「尊敬する大好きな父の思いを、少しでもつないでいけたら」と浅野さん。
「第27回研墨書道会公募展」は、18日〜19日9時半〜5時(最終日は3時まで)、すばるホール3階展示場で。3歳〜83歳の作品約65点を展示。
亡くなる3か月前に制作した『絆』を含む山添さんの作品を「山添鼎石あゆみ展」として同時展示。入場無料。浅野さん090・8126・0136
出品作を募集
「第27回研墨書道会公募展」では、出展作品を募集中。出品料は3歳〜中学生が、1点千円(硬筆・毛筆共)。高校生・一般が、1点2千円。出品者には1回プロの指導付き(無料)。夏休みの課題などにも。詳しくは、浅野さん090・8126・0136
浅野さん