［泉北］ドールハウスを展示　桃山台の吉川さん夫妻が作る　庭代台で２月迄

精巧に作られた小さな世界「ミニチュアドールハウス」。３階建ての洋館や和風旅館の中には、家具や調度品が並べられ、人の気配までも感じられる。桃山台の吉川重光さん・憲子さん夫妻が手作りしたドールハウスが、「ぽらんのひろば井上診療所」（庭代台１丁７ －６）で展示されている。２月末まで。

物作りが好きな重光さんと手芸が好きな憲子さんの集大成とも言うべきドールハウス。シャンデリアが灯り、優美なヨーロピアン家具が並ぶ洋館。船盛りや天ぷらなどの料理が並ぶ和室や下駄を並べた玄関などを再現した、温泉旅館。アンやマリラが今にも現れそうな「赤毛のアン」の家。まるで自分が巨人になって、誰かの家をのぞき込んでいるかのような錯覚に陥る。

終活を考え始め、ドールハウスを手放すことにした重光さんと憲子さん。第２地域包括支援センターの計らいで、「グランドオーク百寿」「特別養護老人ホーム美樹の園」などに展示後、寄贈されることが決まっている。また神戸市灘区で文化サロンを開いている個人宅にも。

ドールハウス全部がそろっているのは今だけ。「ぜひ多くの方々に見てもらえたら」と。井上診療所１階、月・火・木・金・土の11時〜３時。12月29日〜１月５日まで休み。臨時休診日あり。来場は少人数で。０７２・３４９・３９８７（井上診療所）