この記事は公開日から1年以上経過してるため情報が古い可能性があります。
8月22日、東池尻の東端、東除川のほとりにそびえ立つ大楠で、東池尻地区会が、恒例の拝礼と清掃を行った。この大楠は、幹の直径が、優に1メートルを超え、長い間、地域の人たちに大切にされてきた。大阪狭山市の保存樹木として指定されている。
かつて、東池尻では、毎年5月にこの大楠で「牛滝祭り」が行われていた。当時、牛は農耕生活には欠かせないもので、祭りでは牛の角に菖蒲と栴檀をくくりつけ、大楠の周りを3回廻らせる「牛廻し」を行い、牛の健康や安全を願い、また、死んだ牛の供養も。根元にある祠(ほこら)は、「牛滝さん(牛神)」を祀っている。
今では、東池尻消防団が大楠の管理を司り、「牛滝さん」の清掃を行っている。
毎年8月には、地域の人たちと共に榊や菓子、牛の置物などを「牛滝さん」にお供えして、無病息災を祈願し、お参りするという。昨年、この「牛滝さん」と「大楠」をいつまでも伝承していきたいとの思いから同地区会よって、祠の傍に銘板が立てられた。
#大阪狭山市東池尻 #東池尻地区会 #牛滝祭り #大楠 #牛滝さん #東池尻地区会
記事中に掲載されている情報は掲載日(2021年9月3日)時点のものです。