記者・ 髙見
堺市は家庭で不要となった小型家電回収の協力を呼びかけている。パソコンなどの小型家電に使われている希少金属（レアメタル）は産出量や流通量が少ないためレアメタル再資源化の需要が近年高まっている。
南区内では南区役所、パンジョ２階キッズ広場横、御池台地域会館に小型家電回収ボックスを設置している。回収対象はパソコン、携帯電話、ゲーム機、懐中電灯などの使用済み小型家電。ボックス投入口は縦８センチ×横30センチで対象品目であっても投入口に入るサイズでなければ回収されない。
ボックスに回収された小型家電は市が回収、選別を行い、入札によって決定された認定事業者に引き渡し後、再資源化が行われる。市環境局によると22年度の小型家電回収量は市全体で約36トン。認定事業者への引き渡し量のほぼ全量をリサイクルしている。
また、堺市は国の認定事業者のリネットジャパンリサイクル社と連携を取り、宅配便を活用した小型家電回収も可能となった。パソコン本体が入っている場合は送料無料となる。リネットジャパンリサイクル社が回収した量（22年12月〜23年３月）は約８トンだった。
その他、ジョーシン堺インター店とエディオン泉北店では小型家電の店頭回収を行っている。
記事中に掲載されている情報は掲載日（2023年11月9日）時点のものです。
