堺市上下水道局は1日、水道メーター検針・料金収納等業務を委託しているヴェオリア・ジェネッツ株式会社の従業員が、給水工事事業者から収納した給水装置工事にかかる加入金など213万6700円を着服していたと発表した。
上下水道局では2017年にも水道料金の収納業務で同社従業員が1944万円を着服したが「一般競争入札による結果」として同じ業者に業務委託していた。
この事業者との契約期間は2027年9月末まで。事業者の入札参加資格が停止になるかどうか8日現在、決まっていない。
昨年度の入札参加資格停止事例としては、NTT西日本の関連会社が堺市民の個人情報およそ7万7千件を不正に持ち出し、従業員が逮捕された不祥事でNTTマーケティングアクトProCXおよびNTTビジネスソリューションズがそれぞれ3か月の入札参加資格停止となっている。
そのほかのケースでは契約違反があったり、不法行為により委託業者に逮捕者が出た場合、さらには業務に関する有資格者が監督官庁から処分を受けた場合などに3か月〜1年の資格停止となったケースがある。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年5月22日)時点のものです。