ごみの減量化や再資源化を促進する堺市は、21年7月から24年3月まで「堺・ごみ減量4R大作戦」を実施し市全体でごみ減量に集中して取り組んだ。
4RとはRefuse(断る)、Reduce(減らす)、Reuse(繰り返し使う)、Recycle(再資源化する)の4つの行動のことで、4Rを実践することでごみの減量化につながる。
同作戦実施後のごみ排出量は1人1日あたり家庭系ごみ排出量591グラム、清掃工場搬入量22・7万トンと開始前から比較するとそれぞれ47グラム減、1・8万トン減と2年間で大幅なごみ削減に成功。
開始当初の目標値は22年度に早くも達成されたため23年度はさらに目標を高く設定、24年3月終了時には目標を再び達成した。
堺市は4Rに関するポスター作成や、イベント開催などでごみ減量に関して具体的に何をすべきか情報発信を強化し、事業者と連携してリサイクルやリユースを呼び掛けるなど積極的に行動変容を促した。
また、市独自の取り組みとして、市役所や区役所に期間限定で子ども服回収ボックスを設置して子ども服約1万1千点のリユースや、事業所から出る古紙のリサイクル促進を実施した。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年5月23日)時点のものです。