[堺市南区]近大病院 36診療料、800ベッド がん・心血管疾患を柱に

投稿者 記者・ 山本裕

近大病院完成予想図

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泉ケ丘駅前地区に医学部と附属病院(近大病院)の移転を計画している近畿大学が10月22日、新築工事の起工式を行った。今後、病院棟や学部棟の建設工事が始まり、2025年11月の開院を目指す。

起工式には大学理事長の世耕弘成参院議員をはじめ、堺市の島田憲明副市長ら、市会議員や地元代表、建設会社関係者ら約70人が出席した。

起工式では、多治速比売神社の神職が神事を行い、世耕理事長が玉串を捧げるなどして工事の安全を祈願。式後、世耕理事長は「近畿大学医学部はこのたび、新たな産声を上げる。新病院はがん、心血管疾患治療を中心に西日本随一の病院を目指す」などとあいさつした。

また、式終了後に取材に応じた東田有智院長は「南大阪の基幹病院というだけでなく、地元の市民病院的な役割も果たしていきたい。患者向けアプリや遠隔診断などITも活用していきたい」と抱負を述べた。

新病院は、堺市が売却した田園公園用地の一部などの元市有地と、大阪府が売却する府営住宅跡地に建設される。府の用地については近く売却される見通し。

計画では、地上10階建ての診療棟や6階建ての講義実習棟などのほか、立体駐車場、学生用のグラウンドや体育館などが整備される。新病院は36診療科、一般病床800床の予定。

当初、学部と病院の開設は24年春を見込んでいたが、新型コロナ感染症への対応に追われ、準備などが遅れたため、25年11月に延期された。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2022年10月28日)時点のものです。

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