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堺市は泉北高速深井駅周辺活性化のために、駅東側にある地区公園、水賀池を再整備する。公園の一部を民間活力ゾーンとし、民間の商業・サービス施設を誘致。公園機能を強化するとともに、駅周辺の活性化を図る。
水賀池公園は深井駅の東側約200メートルにある地区公園で、面積は約6・3ヘクタール。このうち、約4・3ヘクタールが水賀池となっている。池はもともと、地元の土地改良区が管理するため池だったが、土地改良区は2018年に解散。現在、池は市が管理している。
深井駅周辺地域では、20年に中区の自治連合会が中心となって地域活性化に向けた勉強会を立ち上げ、深井駅周辺の活性化プロジェクトを検討。昨年4月、市に水賀池公園の再整備を含む基本構想を提出した。これを受け、市は民間活力を導入して公園整備を進めることにした。
民間に運営委託
水賀池を埋め立てるなどして公園として活用できる面積を広げるとともに、公園の一部を民間活力ゾーンとし、商業施設などを誘致。民間活力ゾーンを含めて、民間業者に公園の運営を委託する。また、駅や区役所など公共施設へのアクセスも含めて駅前周辺地域の整備も進め、公園を中区のシンボルとなるにぎわいの拠点にしていく。今後、市は公園の整備計画の作成に着手。具体的な事業手法や池を埋め立てる場合の面積などの検討を進めていく。
今年7月頃には計画の素案を公表する予定で、住民からの意見聴取や都市計画変更などの手続きを進めていく。