[堺市南区]釜室のフォレストガーデン 新たな管理者決まる

投稿者 記者・ 山本裕

貸し農園(水道や倉庫もある)

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4月から

堺市は、南区釜室にあるレクリエーション施設、市立フォレストガーデンの新たな指定管理者の選定を行い、南区のNPOらで作る団体「みんなの里山倶楽部」を指定することに決めた。議会の議決を得られれば、今年4月から5年間、管理・運営を委託する。

「みんなの里山倶楽部」の代表団体は、NPO法人ASUの会で、そのほか、一般社団法人堺南すこやかファーム推進会、一般社団法人泉北レモンの街ストーリー、造園会社の泉北エンタープライズで構成。いずれも、南区で環境や農業にかかわる活動や業務を行っている。

フォレストガーデンは、市民が農業体験をしながら、身近な自然に親しむ場として、1990年、整備に着手。94年に垣外<がいど>谷ゾーン約7・2ヘクタールを開園し、05年には奥谷ゾーン約0・6ヘクタールを開園した。園内には広場や散策路、遊具などが設けられ、約0・9ヘクタール284区画の市民菜園がある。

しかし、最近は菜園の利用者が減少しているほか、園内の老朽化した遊具を撤去する予定で、今後の集客方法が課題となっている。

施設の管理は開園当初から地元釜室の農家らに委託し、12年からは地元農家を中心に設立されたNPO法人グリーンカマムロを指定管理者としていたが、「メンバーが高齢化し、業務遂行が厳しくなった」として、今年3月末の期限満了で、今後は応募しない意向が市に伝えられた。

今回の選定にはみんなの里山倶楽部のほか、3団体が応募。みんなの里山倶楽部は、管理方針や経営能力、エリア内の活用計画などが高く評価された。

管理者の変更後も、市民菜園の利用料や使用方法は変わらない予定。新たに里山エリアなどでのレモンの木の植栽や、竹を使ったワークショップなどの活動を行っていくという。

市では市議会の議決後、具体的な運営方法などを公表する。

Information

以下の情報は2022/03/02時点のものです

フォレストガーデン

住所
堺市南区釜室188-1

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記事中に掲載されている情報は掲載日(2022年3月7日)時点のものです。

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