30%が目標の女性管理職 富田林市22・8%、大阪狭山市は22・4%

投稿者 記者・ 大西

富田林市・大阪狭山市

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大阪狭山市と富田林市で23年4月1日時点の事務職員の管理職に占める女性の割合は、大阪狭山市が22・4%、富田林市が22・8%だった。国は20年代に「指導的地位に女性が占める割合30%」を目指しているが大阪狭山市、富田林市は25年には女性管理職30%の実現を目標に掲げている。

大阪狭山市は4月1日時点で職員が347人中、女性が134人(38・6%)を占め、課長級以上の管理職は76人。うち女性が17人(22・4%)だった。5年前の17・4%から5ポイント伸びた。部長級は12・5%で課長級は5年前より7・2ポイント伸び30%。

富田林市は4月1日時点で課長代理を含む管理職228人のうち女性は、52人で22・8%だった。部長級は6・3%と2年前の11・8%より減少。

家庭との両立や仕事内容の不安

同市の女性正職員アンケート(20年実施)では「将来、管理職になって自分の能力を発揮したいか」の問いに対して「思う」が9・5%「思わない」が40・5%「わからない」が45・7%、無回答4・3%だった。「思わない」「わからない」と答えた人の理由で多数を占めたのが「家事、育児、介護の両立が難しい」や「管理職の仕事をこなせるか自信がないから」だった。

マネジメント能力の不安や育児と昇任の対象年代が重なるなどの不安を抱える人が多い。各市では、キャリアデザイン研修や育児メンター制度の導入等の取り組みを行っているが並行して男女共同参画の意識啓発を図っている。中でも男性の育児等参画が進み、近年は大阪狭山市、富田林市とも育児休暇取得率が2割程度に倍増している。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2023年9月4日)時点のものです。

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