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9月11日にラブリーホールで公演
ミュージカルソーと呼ばれる音楽用の〝ノコギリ〞を自在に操り、まるで魔法のように、美しいメロディを奏でる。堺市出身、河内長野市在住のミュージカルソー奏者・音楽家のサキタハヂメさん(50歳)だ。
19歳の時、落語家・都家歌六の舞台でミュージカルソーに出会い、〝どこか笑えるのに泣ける〞深い音色に感動し、その魅力にのめり込んだ。独学で演奏法をマスターし、米国のノコギリ音楽世界大会で2度の優勝。05年「咲くやこの花」賞、12年「芸術選奨文部科学大臣新人賞」を受賞。世界初のノコギリ協奏曲を作曲し、オーケストラと共演した。
また、NHKの連続テレビ小説『おちょやん(20〜21年放送)』では、音楽担当として、劇中に流れる150曲もの楽曲を作曲・編曲。韓国や欧州へのツアーを敢行するなど、世界的な活躍をみせる。
南花台小学校の校歌を制作したことをきっかけに、奥河内の豊かな自然と人々の温かさに惚れこみ、8年前に河内長野に移住。「もっと色んな人に知って欲しい」と、奥河内の魅力を発信する活動をライフワークとする。その一つとして7年前から行っているのが、『奥河内音絵巻』だ。奥河内の自然や歴史・人々の美しさを光と音で表現する。
前売り券発売中
9月11日、ラブリーホール大ホールで、11時と3時の2公演(前売り券発売中、ラブリーホール0721・56・6100)。
「河内長野はインスピレーションの宝庫」と、サキタさん。「奥河内を面白がっていきたい」と、少年のような笑顔を見せた。