東京パラにシッティングバレーで出場 和泉市出身・嵯峨根さん

投稿者 記者・ 横山

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和泉市役所職員で、桃山学院大学出身の嵯峨根望(さがねのぞむ、33歳、和泉市出身)さんが「東京パラリンピック2020」の男子シッティングバレーボール日本代表(日本パラリンピック委員会)に選出され、27日から幕張メッセで始まる同競技に登場する。

嵯峨根さんは「大会が無事開催されれば、メダルを目指して頑張りたい」と、明るい笑顔を見せている。

嵯峨根さんは同市役所いずみアピール課に勤務。全国に同市をPRするシティプロモーション業務・ふるさと納税業務を担当。先日テレビ放映された「ほのぼの茂」でも同市の観光地や特産物を紹介する案内役で出演するなどで活躍している。

骨形成不全のため、先天性四肢障害児として生まれた嵯峨根さん。誕生してすぐに手を手術。生後10か月で右足、1歳3か月で左足をそれぞれ膝上・膝下から手術。3歳から義足を装着している。そのような自分を幼稚園の頃は、「人と違う選ばれたスーパーマン」と思い成長。ところが小学校に進学し、同級生などからの心ない言葉に義足であることを隠すように。中学2年時に友達との交流の中でありのままの自分が出せ、障害を受容。受け入れることができるまでの経緯や現在の活動を、市内外の小中学校で講演する活動も行っている。

シッティングバレーは、お尻を床につけたまま行う6人制のバレーボール。嵯峨根さんが同競技と出逢ったのは小学4年生。舞洲障がい者スポーツセンターで活動するチーム「大阪アタッカーズ」のキャプテンと母親が知り合いだったことから練習に参加。しかし、中学進学と同時に学校のバスケットボールクラブに入部したことで同競技とは疎遠になっていた。

大学3年時、「障がい者スポーツ論」の講師からシッティングバレーの再開を勧められ復活。その後、2010年には「広州アジアパラ競技大会」、2018年「シッティングバレーボール世界選手権大会inオランダ」など国際大会8大会に出場。全日本の選抜選手として世界でも活躍している。

2017年に結婚し1歳3か月の子どものパパでもある嵯峨野さん。「障害は神様からのギフトだと思っています。障害者と健常者との垣根を取る活動をこれからも実施していきたい」と話す。

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記事中に掲載されている情報は掲載日(2021年7月30日)時点のものです。

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