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水の事故が多くなる時期を前に、南消防署は6月12・13日、法道寺の上池で水難救助訓練を実施した。
各日消防隊員約20人が参加。浮環と呼ばれるうきわや、スローバックと呼ばれる水に浮くロープを溺者に投げる訓練や、ゴムボートを組み立てて池に入れ、2人一組で救助に向かう訓練を行った。
隊員らは、ゴムボートの空気圧を確かめたり、体を柵に固定したロープにつなぎ、安全に配慮しながら一つひとつ動作を確認していた。
さらに人形を使い、救助者をネットで引き上げボートに乗せ岸へ戻る訓練、L字型のはしごを水中に沈め、ボートで動かしながら沈んだ人を捜索する方法など、熱心に取り組んでいた。
近年南区内での水難事故はほぼ発生していないものの、市内の大きな池や海が近い臨海地区で事故は発生している。いざという時のために隊員らは定期的に訓練を重ねている。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2023年7月11日)時点のものです。