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大阪健康福祉短期大学(南区高倉台)で今夏、元気いっぱいに育ったヒマワリの花が訪れる人を出迎えた。
堺・泉ヶ丘キャンパスに移転する前に参加していた「福島ひまわり里親プロジェクト」の活動を今年から再開したもの。子ども福祉学科1年生が授業「地域活動体験Ⅰ」の一環として、教職員や地域のボランティアと共に取り組んだ。
プロジェクトは、震災被害を受けて仕事が激減した福島県の障害者作業所を応援しようと始まった。注文を受けた作業所が種を里親へ送り、各地で花を咲かせたヒマワリから採った種を、作業所に届ける循環型の取り組み。袋詰めや発送の作業が障害者雇用につながるとともに、震災の教訓を伝える防災教育にも役立っているという。
学生らは土づくりから始めて、福島から届いた種をまき、水をやって成長を見守ってきた。学生らの愛情をいっぱい受けて泉北の地で育ったヒマワリの種は、後日、福島へ送られる予定だ。
記事中に掲載されている情報は掲載日(2023年9月8日)時点のものです。