[堺市南区]社会福祉法人の理事長が叙勲受章 福祉貢献と日韓の架け橋

投稿者 記者・ 横山

田内基(尹基)さん

特別養護老人ホーム故郷の家(檜尾)を運営する社会福祉法人「こころの家族」の田内基(尹基)理事長が2025年秋の叙勲で旭日双光章に輝いた。日韓の架け橋となり長年にわたる福祉の貢献が認められたもので、母・田内千鶴子さんも1967年に藍綬褒章を受章しており母と二代にわたる栄誉となった。

1989年、「キムチと梅干しのある老人ホーム」として堺に誕生した「故郷の家」。そのルーツは、韓国木浦(モッポ)にある児童養護施設「共生園」。朝鮮戦争後、千鶴子さんは日本人でありながら韓国の3千人の孤児たちから「母」と慕われ、日本人として初めて韓国文化勲章・国民章を授与された女性。激動の人生は56歳の若さで幕を閉じたが、その志は息子である基さんに受け継がれた。

基さんは共生園を引き継ぎ、東京で「海外児童こころの家族」運動を展開。1984年、日本の新聞報道で在日コリアン高齢者の孤独死が相次いでいることを知り、賛同者とともに在日韓国人のための老人ホーム設立を目指して募金活動に奔走。そして念願かなって新設されたのが故郷の家だ。

その後、大阪生野区にデイサービスセンターを開設し、神戸・京都・東京にも特別養護老人ホームを建設。堺市南区「南第2地域包括支援センター」の受託運営も行っている。

2010年に第2回「自由都市・堺 平和貢献賞」大賞にも選ばれた。現在、施設は地域の人たちが多く利用し、日本の福祉を学ぶためにと各国から研修生が訪れる多文化共生の施設となっている。

基さんは「堺は私の第2の故郷です。堺市だからこそ、この施設が誕生しました。開設時から地域の方々がボランティアとして支えてくださり、今もそのご縁が続いていることに感謝です。今回の受章で、母とのコミュニケーションが再びとれたような気がします」と話した。

Information

以下の情報は2024/12/16時点のものです

特別養護老人ホーム 故郷の家

電話番号
072-271-0881
住所
堺市南区檜尾3360-12

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記事中に掲載されている情報は掲載日(2026年2月6日)時点のものです。

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