特別養護老人ホーム故郷の家(檜尾)で5月11日、「SAKAIコレクション」と名付けられたファッションショーが開かれた。モデルは利用者と家族、そして職員も。母の日と父の日を記念して初めて開催。利用者モデルはメークもばっちり。個性に合った衣装を身につけレッドカーぺットのランウェーに登場すると大きな拍手に包まれた。
衣装を協力したのは、着物や帯をリメイクする裁縫の手助けをする「おたすけソーイング堀田工房」の堀田千代美さんとメンバーたち。この日のために約100点の衣装とバッグや傘などの小物を準備してきた。
事前に衣装合わせで布に触れた利用者は「これは銘仙やわ!」「こっちは大島紬で高級なのよ」と、懐かしそうに職員に教えていた。
メーク担当は、定期的に体操のボランティアに来訪する小田ヒターナさん。約50人のモデルのメークを一手に引き受け大忙しだった。
ランウェーを歩く利用者モデルたちは、堂々と笑顔満開で生き生き。車椅子を押す家族や職員もにこにこと足取りも軽やかだった。堀田さんは「夢だった高齢者施設でのファッションショーが実現してうれしいです。着物の布地を通して会話も弾み、素晴らしいショーができて良かった」と、安堵の表情だった。
Information
以下の情報は2024/12/16時点のものです
特別養護老人ホーム 故郷の家
- 電話番号
- 072-271-0881
- 住所
- 堺市南区檜尾3360-12