生き物のジオラマ作る
富田林小学校4年生の米澤翼さん(=写真)がフマキラー㈱主催フマキッズこども研究所『第21回虫や植物とふれあうコンテスト』の「工作部門」において見事〝フマキラー大賞〞に輝いた。また、「実験と研究部門」でも、さなぎの観察で〝フマキッズ賞〞を3年連続受賞。応募総数7128作品から、2作品W受賞の快挙。いずれも審査員の高評価を得た。
「工作部門」の作品名は「なつなつなつなつフェスティバル〜ぼくの家の前は生き物パラダイス〜」。石川近辺在住の翼さんは、近所にいる生き物たちのジオラマを構想から2年かけ完成させた。「虫は、画用紙に設計図を書いて色を塗ったのを切り抜いて、綿を入れてテープで貼って作った」と話す。図鑑もセットで制作した。
「実験と研究部門」の作品名は「ぼくのナミアゲハ図鑑パート3 色々な音を聞かせよう!!」。ナミアゲハに音を聞かせると成長に影響があるのかを実験検証し、図鑑にまとめた。学会で発表も
また、翼さんは2月8日の「とんこう地域フォーラム」や昨年の「日本昆虫学会」での発表も経験している。
「彼は研究センスがすごい。目の付け所がいい。天性の才能」と話すのは、翼さんが通う科学教室力塾塾長の小川力也さん。母・梢恵さんは「翼は発達に凸凹があって、平均に近づけるために小1の頃、本人から虫を取り上げようと思った。周りも虫が好きではないし。でも、本人が大好きな虫と関わってうれしそうでキラキラしていたので、本人の意欲に負けて応援するようになった。あの時、取り上げずに応援して良かった」と話した。
家族の理解、応援のもと、翼さんの探求心は止まらない。