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〝もう一度、大阪狭山にさやま音頭を復活させたい〞。その思いで活動を続ける「さやま音頭保存会」。
さやま音頭は、今から50年以上前の狭山町時代に、町政15周年記念事業として制作され、狭山町のシンボルとして広く市民に愛されたが、年月と共に次第に忘れられてしまった。11年に、公民館での「復活!さやま音頭」講習会をきっかけに、さやま音頭復活の機運が高まり、大阪狭山市制30周年の17年に、さやま音頭保存会を立ち上げた。会員は、大阪狭山市舞踏協会・大阪狭山市婦人会・さやか観光会など、100人以上にものぼる。さやま池まつりや産業まつりなどの他、地区の盆踊り大会や自治会の秋祭りなど、地域のあらゆるイベントでさやま音頭を披露し、また、来場した人も一緒に踊れるよう工夫をこらして、普及に努めている。
「市民がひとつに」
最近は、大阪狭山市出身で大阪狭山特命大使も務めるシンガーソングライターの西浦秀樹さん(40歳)が、会場で音頭を取ることもあり、話題となっている。
同会会長の花柳寿一好(すいこう)さん(77歳・東くみの木)は、「昔は学校の運動会や地区の祭りでも、皆でさやま音頭を踊っていました。また子ども達にもさやま音頭を踊ってもらいたい。さやま音頭を通じて、市民がひとつになれたら」と、熱い思いを語った。