この記事は公開日から1年以上経過してるため情報が古い可能性があります。
医療・商業・緑地に
近畿大学病院等の移転(25年11月予定)に伴い跡地活用に向けて、大阪狭山市は、近畿大学、学識経験者、民間事業者らと土地利用の検討を進めてきた。
近畿大学は後継病院と跡地取得企業をこの10月に選定するという。同跡地は民間事業者に一括売却され、後継病院においては119床を基本とする回復機能を中心とした病院を公募している。
検討会での調査では応募があった複数の医療機関ほぼ全てが現在の救急災害棟の活用を希望していることがわかった。
また、民間事業者のヒアリングでは土地利用の提案を得て土地利用ゾーニング3案をまとめた。
まず、約26ヘクタール(未整備の土地計画道路含む)の広大な土地をABC3ブロックに構成。
その上で案1=住宅系を中心に医療・福祉系施設、商業系施設の複合機能を想定。案2=医療施設と商業系、産業系・物流系施設の非住宅系を想定。
案3=医療・福祉系施設に加え文化・交流系施設と商業系施設、住宅系を想定。
いずれの案もCブロックの緑地部分は保存樹林を生かし散策路などレクリエーション空間を整備。また、未整備の都市計画道路狭山河内長野線(延長530メートル)は交通アクセスとして整備、改善を進めるという。
市はこれらの調査結果を基に市民のアンケートを募集している。今後は市民の意見を踏まえ近大、土地取得企業と協議を進めていくという。