和泉市は、市で管理する街路灯と公園灯全てのLED化を完了した。市は球切れした街路灯や公園灯を順次LEDに改修していたが、LED化をまだしていない街路灯と公園灯の合計2984灯をESCO事業を活用して全てLED化した。
ESCO事業とは、LED化など省エネのための改修工事費や維持管理費を、改修後の光熱費の削減額で賄う事業。ESCO事業者が省エネ化の工事と契約期間内は維持管理を行う。
今回、市が選択したのは、初期投資額(LED化工事費)と年間維持費を市が支払い、支払い分は省エネ化することで削減された電気代を充当する方式で24年度から10年契約。
全てLED化することで10年間で約5億200万円の電気代削減が見込まれる。ESCO事業契約終了時までにかかる費用は約3億2900万円で内訳は初期投資額(LED化工事)に約2億7700万円と年間維持費10年分5200万円(見込み)。LED化による電気代削減分でESCO事業にかかる費用は十分賄える。また、LED化することで年間約1200トンの二酸化炭素が削減できる。
街路灯や公園灯には管理番号とコールセンターの電話番号が書かれたシールが貼られていて、不具合がある場合はコールセンターに電話するとESCO事業者が改修にあたる。