[堺市南区]公園のクビアカ、管理者の対応マチマチ ふれあいの森では早期の伐採が奏功

投稿者 記者・ 原

クビアカツヤカミキリの成虫

クビアカの成虫、体長は3~4センチ

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公園の維持管理を指定管理者に委任している堺市の施設でクビアカツヤカミキリに関する対策はどうなっているのか。公園緑地部に管理者から寄せられた報告内容を聞いた。

最も早い対応をとったのは「堺自然ふれあいの森」を管理する「ふれあいの森パートナーズ」で、2020年8月にフラスを確認するとすぐに伐採し、その後、被害は確認していないという。

一方、原山公園の指定管理者「原山公園PFI」は今年5月に初めてフラスを発見。ふれあいの森が対応をとってから4年近く経ってからの報告となった。

鉢ケ峯の堺市霊園は今年4月に指定管理者に委任するまで泉ヶ丘公園事務所の直営管理。対応も同事務所がとってきたが、園内周遊道路沿いの桜は軒並み被害に遭っている。本紙が5月18日に霊園を取材した際、防除ネットはほとんど巻かれておらず、まれに巻かれていたとしても、外れたまま放置された桜もあった。

南区以外では、原池公園で23年9月、桜4本にフラスを発見後、薬剤注入。大仙公園日本庭園では23年7月に桜、桃など239本に薬剤散布し、防除ネットを巻いた。鳳公園内の桜は若木で被害がないため未報告。

ところで、南区に桜並木約70本にすべて防除ネットが巻かれた一角がある。御池台5丁のかつてごみ焼却場だった敷地内の桜だ。焼却場は14年3月末に操業を休止しているが、環境事業管理課の職員が手ずからネットを張ったという。

堺市指定管理者からのクビアカ被害報告

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記事中に掲載されている情報は掲載日(2024年6月18日)時点のものです。

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