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地下鉄御堂筋が千里中央から箕面萱野まで、来年度末に延びる。このほど途中の阪大前駅が完成した。この工事は大阪府が泉北高速を南海に売ったカネが使われた。
もし南海ではなくローンスター(外資系投資会社)など他社に売っていたら、どうなっただろうか。今頃は地下鉄なかもず駅と泉北高速との連結工事を終え、和泉中央から千里中央行きが発車していたかも。梅田や新大阪まで乗り換えなしで便利になったはずだ。沿線の資産価値もハネ上がり、堺市の税収はどっと増えたはずだ。
なぜ、こんな常識的なことが実現出来なかったのか。原因は泉北の住民が、南海への売却を要望したからだ。全員ではないが、議員らの尻馬に乗って、校区自治会長らが「南海に売るよう」署名活動を始めた。この時に、地下鉄と連結することを南海に付帯条件として押し付けていたら良かったのに。彼らは無条件で丸投げした。南海がナンバ迄の運賃を100円安くすることに、目がくらんだのかな。この100円も近く値上げされ帳消しになるかも。
「泉北の人は…」と、カヤの外に置かれた光明台や和泉中央の人の嘲笑が聞こえてくる。
(泉北コミュニティ2022年9月8日号掲載)