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1983年から活動している「新檜尾台囲碁クラブ」。パチン、パチンと碁石を打つ音が会場に響く。
碁盤を前に、周りの雑音は一切耳に入らない様子で熟考する人、一手打つたび「うーん」とうなり声をあげ天を見つめる人。打ち方にも個性が出るらしく、相手に合わせて戦略を考えるのが面白いという。また実力に差がある場合はハンデを設け、全員が互角に戦えるようにしている。
クラブ内で新春・春・秋と年3回の大会を催し、その成績で段位が昇格するルール。他の碁会に参加したり、パソコン相手に勉強したり、普段から腕を磨き、実力向上に全員が意欲的。以前には南区や堺市で開かれる大会にも出場し、好成績を収める人も。
一時期は約40人の会員が対局を楽しんでいたが、現在は15人。高齢化が原因という一方、6月で97歳になる淡野光男さん(新檜尾台4丁)は「囲碁のほかにマージャンも将棋もする」と、かくしゃくとしている。「基本的なルールを覚えれば初心者でも楽しめるので、ぜひ入会を」と代表の中野光夫さん(同1丁)。
水曜・土曜1時半〜5時半、第2・4日曜2時〜6時。新檜尾台福祉会館で。年会費3千円(老人会会員)、会員以外は変更あり。
中野さん072・299・2376