[和泉市]久保惣美術館の将来像、桃大教授がビジョンを提言

投稿者 記者・ 髙見

桃大久保惣の答申書

右が井上さん

和泉市久保惣記念美術館運営ビジョン策定委員会委員長の井上敏さん(桃山学院大学経営学部教授・博物館学芸員課程主任)が、同美術館の将来ビジョンをまとめた答申書を和泉市教育長へ2月に提出した。

和泉市久保惣記念美術館は、明治時代から綿織物業を営んできた久保惣株式会社(1977年に廃業)の創業家が収集してきた国宝、重要文化財を含む多くの作品、土地建物、運営資金の和泉市への寄贈をうけ1982年に開館した。現在は東洋古美術を中心に国宝2点、重要文化財29点を有し、所蔵作品が約1万3千点と国内有数の美術館だ。

同美術館運営ビジョン策定委員会は、老朽化が進む美術館の将来像や、大阪・関西万博で来日する外国人観光客をはじめ、より多くの人に和泉市を来訪してもらうために美術館が果たす役割について検討を行い、5つの項目について提言を行った。「少子高齢化が進む日本には残すべき守るべき文化財が数多くある。後世にそれらをつないでいくためには学芸員だけでなく、地域の人々が興味を持ち、支えていただくことが必要です」と、井上さん。

和泉市に誇れる美術館があることを知ってもらい、美術作品への関心を深めることが文化財を後世に継承する第一歩となる。

Information

以下の情報は2022/01/17時点のものです

和泉市久保惣記念美術館

電話番号
0725-54-0001
住所
和泉市内田町3丁目6番12号 (和泉中央駅からバスで「美術館前」下車)

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営業時間
10:00~5:00(入館は4:30まで)
定休日
月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)陳列替期間 年末年始
記事中に掲載されている情報は掲載日(2025年5月18日)時点のものです。

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