少子化に加えて大阪府が進めてきた私学無償化施策により定員割れの府立高校が増える中、泉北ニュータウン周辺の公立高校でも2024年春の入試で、競争倍率が1を切った高校が続出した。各校の倍率は次のとおり。
堺東(晴美台)0・99▷堺西(桃山台)0・95▷狭山(半田)0・98▷金剛(藤沢台)0・98▷成美(城山)0・68▷泉北(若松台)1・03だった。
大阪府は2012年、入学志願者数が3年連続で定員割れで、その後も改善の見込みがないと認められる高校について、再編整備対象校とする方針を打ち出している。成美高校は3年連続定員割れのため、再編整備の対象となるか大阪府教育庁教育振興室に聞いたが、高等学校課学事グループは「現在、総合的に判断する段階に入った」と答えるにとどめた。
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