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[堺市南区]30年前は須恵器などの収蔵庫|竹城台の大阪府文化財センター【泉北こんなところ・9】

投稿者 記者・ 浅利

建て替え後は別の場所に保管

泉北1号線をまたいで若松台と竹城台をつなぐ若竹大橋。
この橋の竹城台側の土地に建っているのは、公益財団法人大阪府文化財センターの本部事務所や大阪府教育委員会文化財調査事務所が入る建物だ。

30年前の92年、この場所には大きな平屋建ての建物があった。柵に囲まれ人気(ひとけ)のない建物は、当時の大阪府立泉北考古資料館の第2収蔵庫。
の後、5年ほどして今の建物に建て替えられた。

収蔵庫には泉北ニュータウン開発で出土した「陶邑窯跡群(すえむらかまあとぐん)」に関連した須恵器破片などを中心に、府教育委員会が各地で発掘した出土品の数々が保管されていた。
出土品を入れたコンテナパット(縦35センチ、横55センチ、深さ11センチ)が天井いっぱいまで積み上げられ、その数ざっと4万箱あったという。建物建設後は別の場所に移し保管されている。
素人目には同じような破片でも、すべて保存しているのは「今の考古学では判断できない事でも、将来学問が進んだらどんな史料価値が出て来るかわからない。将来の研究のためにも残している」とのこと。

現在のセンター建物には小さな展示スペースはあるが、一般公開していない。
大蓮公園内にあった泉北考古資料館も、堺市に移管した後、16年に廃止された。収蔵庫も考古資料館もなくなり、陶邑窯跡群に残された先人たちの記憶が遠くなってしまった。

1992年3月5日号の記事に、新たな写真と情報を加えて再構成しました。

記事中に掲載されている情報は掲載日(2023年1月23日)時点のものです。

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