記者・ 松林
９月７日、和泉警察署は、特殊詐欺防止のパトロール活動に使用するための「携帯型スピーカー」を管内の各交番に寄贈した和泉南ロータリークラブに対して、感謝状を贈った。
現在の広報活動は、パトカーなどからのスピーカーによる音声であったたため、住宅密集地や団地内などには入れなかった。しかし、携帯型スピーカーは、小さくショルダータイプであるため、警察官が身につけながら、バイクや徒歩でどこにでも行けるためより広く広報できるのが魅力。今年春から活用したところ、詐欺未然防止効果があったことから、台数を増やそうと、和泉南ロータリークラブが管内の各交番への寄贈を申し出たもの。
贈呈式の後は出発式を行い、寄贈されたスピーカーを装着した署員がパトロールに出動した。また、ＪＲ和泉府中駅で、府警シンボルマスコットのフーくんケイちゃんと共に、乗客らに啓発品を配布し、特殊詐欺防止を呼び掛けた。
管内での今年の特殊詐欺被害は約15件で昨年より増加傾向。引き続き被害防止に取り組んでいく。
記事中に掲載されている情報は掲載日（2023年10月1日）時点のものです。
