この記事は公開日から1年以上経過してるため情報が古い可能性があります。
高齢者にレジで声掛け
1月20日南堺警察署にて、特殊詐欺の未然防止に貢献したとして、セブン-イレブン堺光明池駅東店の外島才愛(そとじまさえ)さん=写真右=と、ファミリーマート泉北敷物団地店の堂瀬悠加(どうせゆうか)さん=同左=に、武市署長より感謝状が贈られた。
12月18日、来店した高齢男性が、グーグルプレイカード3〜4万円分の購入を申し出た。
外島さんが使用目的を聞き、同署からコンビニに配布されている詐欺防止のポスターを見せ、内容が該当しないか尋ねると、男性は「パソコンがウイルスに感染している」との項目を指さし、すぐに詐欺だと納得した。
1月7日、来店した高齢夫婦が、グーグルプレイカード15万円分の購入を申し出た。
堂瀬さんも同様に使用目的を聞き、詐欺防止ポスターを見せ、内容が該当しないか尋ねると、同じく「パソコンがウイルスに感染している」との項目を指した。
「お二方の冷静な判断と声掛けにより事なきを得た。気付いて止めてくださり感謝」と南堺署。
両コンビニでは、この1年、月1回程度は同様の手口で高齢者が電子マネーカードの購入を申し出、いずれも声を掛け引き留めたそう。
口頭で「詐欺かも」と説明するより、署から配布された文章を見せるとすぐ納得されるようになったという。
同署管内では、このような手口の「サポート詐欺」が多発中。昨年は17件の相談で580万円の被害が出ている。